仲介手数料の勘定科目と仕訳
賃貸物件を借りるときに支払う仲介手数料の勘定科目は「支払手数料」になります。
事務所を借りて仕事をしている場合は、仲介手数料を全額経費として計上することができます。
事業用口座から仲介手数料を支払った場合の仕訳例
仲介手数料1万円を支払った場合の仕訳です。事業用口座から支払ったとします。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
支払手数料 | 10,000円 | 事業主借 | 10,000円 |
仲介手数料なので、借方の勘定科目は「支払手数料」になります。
事業用口座からの支払いなので、貸方の勘定科目は「普通預金」になります。
自宅で仕事をしている場合の仲介手数料の按分
自宅で仕事をしている場合、仲介手数料は家事按分をして、一部を経費として計上することができます。
家賃と同じように、仕事で使っているスペースの広さや、時間で按分比率を出します。一般的には、仲介手数料の按分比率は、家賃の按分比率に合わせておくのがいいでしょう。
個人用口座から仲介手数料を支払い、家事按分する場合の仕訳例
仲介手数料1万円を支払い、30%の3千円を家事按分して経費に計上する場合の仕訳です。個人用口座から支払ったとします。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
支払手数料 | 3,000円 | 事業主借 | 3,000円 |
仲介手数料なので、借方の勘定科目は「支払手数料」になります。
個人用口座からの支払いなので、貸方の勘定科目は「事業主借」になります。